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オメガの腕時計のオーバーホールの周期!オーバーホールしないと壊れる!

オメガの腕時計ですが、もうかれこれ何年も快調に動き続けています。いつオーバーホールを行ったらよいのでしょうか?
このオメガですが普段からあまり使っていません。使ってなくてもオーバーホールは必要なのでしょうか?

腕時計をお持ちの方、特に機械式の腕時計の場合、オーバーホールは避けて通れないです。

オーバーホールは定期的に行ってこそ力を発揮する訳ですが、少なからずオーバーホールの時期は気になる所です。

機械式の腕時計であれば、3~5年の周期を推奨しています。しかし、毎日使い続ける場合と週末もしくは特別な日のみとでは時計の状態もずいぶん違うはずです。

使う頻度が少ない程、オーバーホールの時期の判断は難しく感じるのではありませんか。普段あまり使っていないのであれば、3~5年の頻度でオーバーホールはコストパフォーマンスも悪いですね。

極端な話ですが年に何回かしか使わないのであれば、最悪使用回数が10回に満たない回数で年数が経ってしまう可能性もありえます。

可能であれば使用頻度を加味した上で時期を割り出したいですね。適切な時期を割り出し、納得できる時にオーバーホールをしたいところです。

今回は、オメガの時計のオーバーホールの周期について考察していきたいと思います。

オメガのオーバーホールはどうして必要なの?

オメガの時計のムーブメントは小さな部品の集合体です。部品同士は組み上げられ、時計は動いています。

ムーブメントは部品によっては注油が必要となる箇所があります。メンテナンスをせずに使い続けると油が切れてきたりします。また長年使っていけば汚れも蓄積していきます。

精密に組み上げられた部品群にとっては、油切れや汚れの付着は負担にしかなりません。このような状態で使い続ければ調子が悪くなり、最悪止まってしまう場合もあります。

ムーブメントが健全な状態で動き続ける為に、オーバーホールが必要になってくるのです。

オーバーホールをしないと、ムーブメント内部の部品の摩耗や錆びも心配になってきます。ムーブメントの部品が傷んでしまえば時計の寿命も短くなります。

更に部品が破損してしまえば、部品交換もしくは補修が必要となってしまう事もありえるのです。交換部品のストックがあればまだ良いかもしれません。

しかし交換部品が調達できない場合、最悪オーバーホールができなくなってしまう事も…

因みにオーバーホールの時に、部品の交換が発生した場合、交換部品の料金は追加となってしまいます。

交換部品も値段は様々です。部品の箇所によってはオーバーホールの料金よりも高い場合もあります。部品交換は思わぬ出費になりかねないのです。

その為定期的にオーバーホールを行い、部品の摩耗を防ぐ事が大事になってきます。ムーブメントが健全な状態を保てば、オメガの腕時計の寿命も延びていくのです。

長く使い続ける為にオーバーホールが必要になってくる理由はここにあります。

オメガの腕時計のオーバーホールの周期について

オメガの腕時計のオーバーホールの推奨周期はこちらになります。

オーバーホールの推奨の周期
  1. 機械式腕時計(手巻き、自動巻き)   3~5年
  2. クオーツ腕時計                        5~7年

普段から使っているのであれば、こちらの周期を参考にされてみてください。因みにオメガは、機械式とクオーツ式の2パターンのモデルが存在します。

単純に年数だけで考えますと、クオーツ式の腕時計の方がオーバーホールの周期年数も長く手間が掛からないイメージがありませんか。

クオーツムーブメントには時間の精度を上げている、電子部品も組み込まれています。この電子部品は精密な部品です。

複雑な電子部品が壊れた場合に、交換部品を取り寄せられる?といった部品調達の面でネックとなったりします。

一方機械式はオーバーホールの周期は短いですが、きちんとメンテナンスを行えばかなり長く使えます。

クオーツ式、機械式にはそれぞれいい面悪い面がありますので、その特徴をとらえておくと良いかもしれません。

機械式ムーブメントを搭載したオメガの腕時計

仕事等で毎日の様に使っているのであれば、推奨の周期(3~5年)に考えられた方が安全であるようです。

話は変わりますがオメガには「コーアクシャルムーブメント」がある事をご存知でしょうか。オメガが独自に開発した機能です。

コーアクシャルムーブメントは、パーツの摩耗を最小限に抑えるように設計された画期的な機構です。当然オメガの時計のみに採用されている機構となります。

耐久性が増した分、オーバーホールの周期も伸びております。通常の機械式ムーブメントのオーバーホールが3〜5年のところ、2倍以上の8〜10年となっております。

しかしコーアクシャルムーブメント搭載モデルは、時計の値段自体高くなっています。購入を検討される際は、予算にあうかを事前に調べておいたほうがよさそうです。

とは言っても既存のムーブメント搭載モデルをお持ちの方の方が多いかと思われます。通常使いのオメガの腕時計であれば、推奨の周期(3~5年)で考えられて下さい。

クオーツ式ムーブメントを搭載したオメガの腕時計

オメガと聞くとスイス製のブランドですので、手巻きや自動巻きの時計が多いイメージがありませんか。実はオメガにもクオーツ式の腕時計は存在します。

クオーツ時計も精密機械です。油切れやムーブメント内部の汚れも起こりえますので、オーバーホールは必要になります。

機械式よりもクオーツの方が、部品数も少なく簡素な作りです。このことからオーバーホールの周期も5~7年と長めになっています。

部品数は機械式ムーブメントに比べると少なくはなりますが、部品の中には電子制御を含んだものが含まれています。

精度の高さを司る電子部品ですが、複雑なつくりだけに維持していく上でネックとなりかねません。それは電子制御部品の破損です。

機械式ムーブメントは全てが金属部品なので代替え品の用意がしやすいのに対し、クオーツ式ムーブメントは電子部品の交換部品の用意が難しい場合があります。

部品類の摩耗を予防するためにも、定期的にオーバーホールを行う事が重要になってくるのではないでしょうか。

因みにクオーツ腕時計は、オーバーホールの周期は判断しやすいです。電池寿命を憶えておき、オーバーホールの推奨の周期と重なった時に出してみる等です。

例えば電池寿命は平均2年とすれば、3回目(6年周期)の電池交換を同時にオーバーホールに出せば定期的なサイクルになります。

またクオーツ式腕時計は精度も高いため、調子が悪くなった事もわかりやすいです。修理の時も早めの対応がとれそうです。

オーバーホールの料金は、機械式ムーブメントに比べれば安めです。維持費の面を重視するのであれば、オメガのクオーツ腕時計を持つのもよいのかもしれません。

オーバーホールで発生しやすい部品交換(消耗品類)

オーバーホールを行う目的の一つは、ムーブメントの部品の摩耗を回避する事です。

しかし部品の中には、オーバーホールの都度交換が発生しやすい消耗品に類する部品があります。

こちらが消耗品になります。

  • ゴムパッキン
  • ゼンマイ(機械式ムーブメントムーブメント搭載モデル)

ゴム製のパッキンは、古くなると硬化します。あまりに硬化しすぎると防水性の役目がなくなりますので、オーバーホールの都度交換と考えていた方が良いでしょう。

パッキンの使用箇所としては「裏蓋回り」「竜頭」「風防回り」となります。

機械式ムーブメントであれば動力源はゼンマイです。このゼンマイも、日々巻き上げて使用していますので徐々に傷んできます。

オーバーホールの都度交換迄はいかないかもしれませんが、状態を見ての交換にはなるはずです。因みに正規メーカーでオーバーホールを行った場合は交換となるでしょう。

オメガの腕時計をオーバーホールの見積りに出した際、ゴムパッキンやゼンマイであれば消耗品と捉え、交換を進められた場合は受けたほうがよいです。

その他の部品類に関してはなるべく交換しなくて良いように、定期的なオーバーホールを心掛けましょう。

オメガの腕時計のオーバーホールの料金相場

参考までにオメガのオーバーホールの相場をお知らせしておきます。

金属素材 キャリバー種類 ムーブメント 正規メーカー 時計修理専門店
非貴金属素材 クロノグラフ以外 クオーツ式 \51,700~ \28,000~
機械式 \63,800~ \38,000~
クロノグラフ クオーツ式 \57,200~ \38,000~
機械式 \85,800~ \40,000~
貴金属素材 クロノグラフ以外 クオーツ式 \63,800~ \28,000~
機械式 \74,800~ \38,000~
クロノグラフ クオーツ式 \80,300~ \38,000~
機械式 \108,900~ \40,000~

非貴金属素材:ステンレススチール、チタン、セラミック                                         貴金属素材:バイカラー、シルバー、ゴールド、プラチナ、パラジウム

クオーツ式ムーブメントを搭載したモデルよりも、機械式ムーブメントを搭載したモデルの方が料金は高くなります。

プラスして、クロノグラフ(ストップウォッチ)機能のような複雑な機能が付加している場合、更に料金が高く設定されているようです。

使わなくなったオメガの腕時計も定期的にオーバーホールしなければならない?

何かのきっかけで使わなくなったオメガの腕時計、未使用となっても定期的なオーバーホールは必要なのでしょうか。

毎日通常に使用していれば、推奨のオーバーホール周期で行うのも納得ですが、使用しなくなった場合は本当に必要なのか疑問ですよね。

こちらでは、通常使用しない腕時計のオーバーホールについて考察していきましょう。

機械式ムーブメントを搭載したオメガの腕時計のオーバーホールについて

あまり使用しなくなったオメガのオーバーホールは、腕時計の状態をみてからの判断となってくるのではないでしょうか。

まず久しぶりに動かしてみようと試みるも動作しなかった場合は、オーバーホールを検討した方がよいです。

恐らくムーブメント内部の油もしくは汚れが固着してしまい、動作しなくなっているのです。無理に動かせば部品が傷んでしまう可能性もあります。

次に動作する場合についてです。動作はするものの時間が遅れたり途中で止まったりするようでしたら、やはり油切れや汚れの付着等で時計の部品に負担がかかっていると考えられます。

この場合もオーバーホールを検討した方がよいでしょう。時間も合っていて正常に動作する場合ですが、次に普段のお手入れ、セルフメンテナンスの面から確認してみましょう。

日々のオメガの時計の使用後、汗や湿気等の汚れが付着していた場合に汚れを取り除いたりなどのセルフメンテナンスは普段行っていたでしょうか。

もし使用後放置したままだったり、あまりセルフメンテナンスを行ってきていない場合は錆びに浸食されている可能性があります。

汚れや痛みが気になるようでしたら、年の為にオーバーホールの相談をしてみた方が良いでしょう。

では動作も良好で、セルフメンテナンスも行ってきた場合はどうなるのでしょうか。まずは使用の際、日差(1日で実際の時間よりもずれる時間差)を測ってみて下さい。

通常オーバーホールしますと、実際の時間よりも早めに設定されています。しかし使用していくうちに時計内部のムーブメントの状態が悪くなり、結果として遅れてくるようになってくるのです。

実際の時間よりも大幅に遅れていた場合は、オーバーホールを検討しはじめてた方が良いです。

目安としては、日差1分以内は許容範囲とします。この範囲を過ぎるようでしたらオーバーホールを検討してみてください。

また使わなくなったオメガの腕時計も、たまには動作させてあげましょう。動作させる事で油の固着による動作不良を防ぐ事につながり、結果時計寿命も延びていきます。

動作確認は、月に一回程度は行って下さい。

使わなくなってしまったオメガの腕時計ですが、どんなに使わなくとも10年を超えない期間でのオーバーホールは検討してみましょう。

少なくとも10年も経てば、注油している油は枯渇しているはずです。

クオーツ式ムーブメントを搭載したオメガの腕時計のオーバーホールについて

クオーツ式のオメガの腕時計は、機械式と違ってゼンマイを巻き上げる必要はありません。時計内部に取り付けてあるコイン電池を動力に動作をしているからです。

クオーツ式ムーブメントは、電池が切れるまでは動作し続けるので機械式腕時計のようにオーバーホールの時期に迷う事は割と少ないのではないでしょうか。

一番注意してほしいのは、電池が切れたまま放置する事です。コイン電池の液漏れや注油した油が固着する事で歯車が動かなくなります。

コイン電池の液漏れの心配から、電池を抜いた状態で保管している腕時計をたまに見かけたりします。

しかしあまりに動作しない期間が長期となると、今度は注油した油の固着が原因で歯車が動かなくなってしまうのです。

つまりクオーツ式腕時計は、動作し続けた方がかえってトラブルが少なく長持ちするのです。

使わなくても常に動作する事を考え、クオーツ式腕時計のオーバーホール周期は5~7年で考えていて良いでしょう。

もしあまりに使用していない期間が長く、疑問に感じるようでしたら時計の状態(時間のずれや調子)で判断されてみてはいかがでしょうか。

まとめ

では最後にオメガの腕時計のオーバーホールの適切な時期についてまとめていきましょう。

クオーツ式腕時計の場合は、動作をしていない期間はなくほぼ動作をしていると推測されます。つまりクオーツ式腕時計のオーバーホールは5~7年と、一般的な推奨期間を目途に考えてみられて問題ないのではないでしょうか。

ただ時計が動かなくなったり、時間がずれてきたりなどの場合は別です。早めに修理にだしましょう。

次に機械式のオメガの腕時計です。機械式の場合は、毎日のように通常使用であれば3~5年の推奨期間で考えてよいと思います。

判断が難しいのは普段あまり使わない場合です。迷った場合はこちらをご確認ください。

  • 久々に使ってみようとしたが動作しなかった。
  • 動作はするが時間が遅れてきている(許容範囲:日差1分以内)
  • 汚れや湿気に侵されている。傷が気になる
  • 正常に動作しているが、10年近くオーバーホールをしていない

上記のいずれかに該当する場合は、あまり使っていなくてもオーバーホールは検討した方が良いです。

湿気や汚れは時計の内部の錆びの付着の原因となります。可能であれば、使用後に汚れ等は拭き取って清潔な状態を保つと心配はなくなります。

大事なオメガの時計ですので、少し気を使ってみてはいかがでしょうか。適切にオーバーホールを行えば、一生物と呼ばれる程長く使えます。

人生の相棒ともいえるオメガの腕時計を大事にされてください。当店もオーバーホールは行っております。お気軽にご相談ください。

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