腕時計がずれ、何度もベルトを調整し直した経験がある方は多いのではないでしょうか。
腕時計のベルト調整は意外と難しく、ぴったり過ぎると長時間つけた時に痛くなり、逆にゆるいと腕時計がずれてしまいます。
本記事では、腕時計がずり落ちる原因や調整方法を紹介しましょう。
腕時計のベルトがずり落ちる原因は?
そもそも、なぜ腕時計のベルトはずり落ちてくるのでしょうか。
主な理由として「ベルトの長さが合っていない」と「腕時計のサイズが合っていない」の二つが挙げられます。
それぞれの理由について、詳しくみていきましょう。
ベルトの長さが合っていない
一般的に、腕時計のベルトの長さは、「人差し指が1本入るくらい」がちょうど良いとされています。
それ以上締まっていると通気性が悪く蒸れてしまい、緩んでいると時計が大きく動きやすいため。
長さが合っていないと、ベルトの消耗にもつながってしまいます。
しかし、指の太さは人によって異なりますよね。
「人差し指1本」はあくまで目安なので、隙間を空けすぎないことを意識してベルトの長さを調整しましょう。
腕時計のサイズが合っていない
意外に多いのがこの理由です。
腕時計には、様々な大きさの時計がありますよね。
自身の腕の太さに合っていないサイズの時計をつけていると、時計の位置が安定しないため、腕時計がずれる原因となります。
「デザインが気に入ったから」という理由で、サイズが大きくてもそのままつけている方もいますが、気になる方は買い替えを検討しても良いでしょう。
腕時計の正しい位置
腕時計をつける正しい位置は、特に決まっていません。
様々なシーンで最低限のマナーはありますが、厳格なルールはなく自身の好きな位置につけても問題はないのです。
しかし、「すぐに腕時計がずれてくる」という方も多いのではないでしょうか。
そのような方のために、腕時計がずれにくくなる位置を紹介したいと思います。
腕時計がずれにくい位置①骨の引っかかる部分
手首の骨の上あたりにつけると、腕時計はずれにくくなります。
なぜなら、骨に引っかかることで手首よりも下にずれたり抜けることがなくなるからです。
「骨に当たって痛い」という方は、少し緩めにまくか服の上からつけると良いでしょう。
腕時計がずれにくい位置②利き腕と反対の手首
利き腕と反対の腕につけることも、腕時計をずれにくくさせる方法の一つです。
利き腕は文字を書く、細かな作業を行うなど普段の生活で使う機会が多いですよね。
腕時計を活動率の高い腕につけていると、衝撃を受ける回数が多くなるためずれやすくなります。
そのため、利き腕と反対の腕につけておくと腕時計はずれにくくなり、作業をする上で邪魔になりません。
正しいベルトの調整方法は?
既存のベルトのどの位置も腕に合わない場合は、自分でベルトを調整しなくてはいけません。
腕時計のベルトには主に「革ベルトタイプ」と「メタルブレスタイプ」の2種類があり、それぞれ調整方法が異なります。
ここでは、それぞれの調整方法を紹介しましょう。
革ベルトタイプの調整方法
革ベルトタイプの場合、以下の順序で調整します。
穴を開ける位置を決める際には、既存の通し穴と同じ間隔で穴を開けていくことを意識しましょう。
既存の通し穴が5mm間隔で空いている場合は、実際の開けたい位置が離れていても5mm間隔で印をつけ、穴を開けていくという形です。
一つだけ離れた位置に穴が開いていると、不自然に見えてしまいます。
自然な仕上がりに見せるために、対策しておきましょう。
また、一度穴を開けると元に戻せないため、注意して開ける必要があります。
メタルブレスタイプの調整方法
メタルブレスタイプの場合、以下の手順で調整します。
多くのメタルバンドタイプの腕時計は、バックルとベルトがバネピンでつなげられています。
そのため、最初にバネピンをはずす工程が必要です。
バネピンは非常に小さいため、なくさないように注意しながら調整しましょう。
【まとめ】正しく調整して腕時計を身につけよう!
本記事では、腕時計のベルトの調整方法や時計がずれる原因を解説しました。
腕時計のずれる原因は、「ベルトの長さが合っていない」か「腕時計のサイズが合っていない」のどちらかである場合がほとんどです。
気に入っている腕時計は、長く大切に使いたいもの。
本記事で紹介した調整方法で、ずり落ちない腕時計にしてみてはいかがでしょうか。
自分で調整することで、さらなる愛着が湧いてくるはずです。
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